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日商簿記3級 過去問(第114回) 第1問 小問2 [過去問]

<解答>

資本金 119,000 / 当座預金 245,000
保険料 126,000

<解説>

店主が、個人的な用事で、お店のお金を使った場合、
『資本金』または『引出金』勘定で処理する。
本問では、問題文を見ても、『引出金』勘定は見当たらないので、
『資本金』勘定で処理するのだなと、気づける。

それから、問題文で与えられたデータを、店主の個人的なものと、会社のものに分けると、
次のようである。

生命保険料   65,000円 → すべて店主の個人的なもの
火災保険料 180,000円 → このうち30%(54,000円)は、店主の個人的なもの
                   このうち70%(126,000円)は、会社のもの

よって、店主の個人的なもの 65,000+54,000=119,000円について、『資本金』(資本)を減少させる。
また、会社ための126,000円については、会社の費用として『保険料』(費用)で処理する。

資本金 119,000 / 当座預金 245,000
保険料 126,000


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ちなみに、『引出金』勘定を用いた場合は、次のようになる。

引出金 119,000 / 当座預金 245,000
保険料 126,000

これは更に、決算時に次のような仕訳を行う。

資本金 119,000 / 引出金 119,000

よって、『資本金』と『引出金』のいずれの勘定を用いる方法でも、
最終的には、同じになるのが分かる。

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