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日商簿記3級 (第124回) 第2問 [解答速報]

<解答>

10月5日
小口現金 40,000 / 当座預金 40,000

10月10日
交通費     5,900  / 小口現金 28,200
通信費    12,400
消耗品費   3,700
雑費      6,200

10月13日
小口現金 28,200 / 当座預金 28,200


<解説>

定額資金前渡法において、会計係が仕訳をする時点は、
①会計係が、用度係(購買等の担当者)に、資金を渡した時
②会計係が、用度係から、報告を受けた時
③会計係が、用度係に、資金を補充した時
である。

用度係が、はがきなどを購入した時には、一切仕訳はしない。
用度係は、小口現金出納帳に記帳しておく。
そして、一定期間分をまとめて、会計係に報告し、
会計係がまとめて仕訳するのである。
このような仕組みを採用している理由は、少額の取引について、
いちいち資金を渡し、仕訳する手間を避けるためである。

以上を踏まえて、問題文の小口現金出納帳を分析すると、次のようになる。

①10月5日
『小切手の受入』があるので、この日に会計係が用度係に資金を渡したと分かる。
よって、会計係は、次の仕訳をする。

小口現金 40,000 / 当座預金 40,000

②10月10日
『次週繰越』があるので、この日に、用度係が会計係に報告したことが分かる。
よって、会計係は、次の仕訳をする。(金額については、表を埋めて計算する)

交通費     5,900  / 小口現金 28,200
通信費     12,400
消耗品費   3,700
雑費       6,200

③10月13日
また、『小切手の受入』があるので、この日に会計係が用度係に資金を補充したと分かる。
よって、会計係は、次の仕訳をする。(補充するので、金額については、②と同じになる)

小口現金 28,200 / 当座預金 28,200


以上である。






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日商簿記3級 (第124回) 第1問 小問5 [解答速報]

<解答>

売買目的有価証券 40,900 / 当座預金 40,900

<解説>

『売買目的有価証券』の取得原価には、有価証券そのものの代金のみならず、
証券会社に支払った手数料も含まれる。『支払手数料』などの勘定は使わないので、
注意しなければならない。

売買目的有価証券の取得原価 = 有価証券の代金 + 手数料

よって、取得原価は、(500株 x @80円)+ 900円 =40,900円になる。


なお、同じように、取得原価に代金のみならず付随費用も含めるものとして、
『建物』『備品』などの有形固定資産と、『仕入』をあげることができる。
このように、似ているものは、一緒にまとめて覚えておく。
これも、暗記のコツである。


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日商簿記3級 (第124回) 第1問 小問4 [解答速報]

<解答>

旅費交通費 60,000 / 仮払金 77,000
現金     17,000

<解説>

『仮払金』とは、支出はしたけれども、具体的な科目・金額が不明な場合に、
一時記入しておくための勘定である。
これは、その後、具体的な科目・金額が明らかになれば、
それに振り替える仕訳を行わなけらばならない。


従業員が出張へ行く時には、旅費の具体的な金額が不明だったので、
次のような仕訳を行っていた。

①出発時(旅費の金額が不明)
仮払金 77,000 / 現金 77,000


その後、従業員が戻ってきた時に、旅費の具体的な金額が明らかになったので、
次のような振替仕訳を行う。

②戻って来た時(旅費の金額が判明)
旅費交通費 60,000 / 仮払金 77,000
現金     17,000


この②が、解答である。



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日商簿記3級 (第124回) 第1問 小問3 [解答速報]

<解答>

現金 10,000 / 前受金 10,000


<解説>

商品の注文を受けただけでは、簿記上の取引ではないので仕訳はしない。
簿記上の取引となるためには、資産などの増減が必要なのである。
よって、問題文の『商品¥40,000の注文を受け…』という部分については、仕訳は無し。

手付金を受取った時は、『前受金』(負債)で処理する。
これは、後日商品を渡した際、次のような仕訳をすることになる。

前受金 10,000 / 売上 40,000
現金   30,000

*分かり易くするため、現金勘定を用いた。他の勘定も当然ありうる。



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日商簿記3級 (第124回) 第1問 小問2 [解答速報]

<解答>

仕入 68,000 / 受取手形 40,000
            当座預金 28,000

<解説>

”手形の裏書譲渡”とは、自分が持ってる手形を、他の人に売ることである。
よって、『受取手形』(資産)を減少させる。
ちなみに、ここで”裏書”という言葉を使う理由は、
手形を譲渡する際、手形の裏面にサインするからである。

また、小切手を振り出した時は、『当座預金』(資産)を減少させる。
これは、その小切手を受取った人は、小切手を銀行に持ち込めば、
振り出した人の当座預金口座から、お金をもらえるからである。

以上のように、理屈を知っておけば、仕訳で使う勘定名も忘れにくい。
理解したうえで覚えるのが、暗記のコツである。






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日商簿記3級 (第124回) 第1問 小問1 [解答速報]

<解答>

他店商品券 50,000 / 売上 85,000
商品券    35,000

<解説>

商品券がらみの問題のポイントは、
①当店が発行した商品券と、②他店が発行した商品券とでは、
仕訳の処理が異なるという点にある。

①当店が発行した商品券については、『商品券』勘定(負債)を用いる。
『商品券』という名前からすると、資産のように勘違いしそうだが、負債である。
後日、その商品券と引き換えに、商品を渡す義務を負うので、負債なのである。
この点を、納得して覚えておく必要がある。

仕訳は、次のようになる。

*****************************************************
(商品券の発行時)
現金 35,000 / 商品券 35,000

(商品を売り渡し、代金として当店の商品券を受取った時)
商品券 35,000 / 売上 35,000
*****************************************************


一方、②他店が発行した商品券については、『他店商品券』勘定(資産)を用いる。
これは、負債ではなく、資産である。
この商品券と引換えに、他店で商品を受取ることができる権利なので、資産なのである。
勘定の頭に『他店』が付くことを、忘れないようにする。

仕訳は、次のようになる。

*****************************************************
(商品券の発行時)
他店が発行するものなので、当店は、仕訳はしない。

(商品を売り渡し、代金として他店の商品券を受け取った時)
他店商品券 50,000 / 売上 50,000
*****************************************************

以上である。







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日商簿記3級 過去問(第114回) 第1問 小問4 [過去問]

<解答>

給料 2,750,000 / 従業員貸付金   500,000
               受取利息        7,500
               当座預金    2,242,500 

<解説>

従業員に対する貸付は、問題文に列挙されている『従業員貸付金』勘定を使う。
単なる『貸付金』ではない。この点に注意すれば、後は簡単である。

念のため、各勘定の意味は、次のとおりである。

給料        →  費用
従業員貸付金   →  資産
受取利息      →  収益
当座預金      →  資産


また、当店が従業員に貸付をした時の仕訳は、次のとおりである。

従業員貸付金 500,000 / 現金 500,000



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日商簿記3級 過去問(第114回) 第1問 小問3 [過去問]

<解答>

売上 102,000 / 売掛金 102,000

<解説>

『売上値引』や『売上返品』があった場合には、売上時と逆の仕訳を行う。
その際、それぞれの金額は、次のように計算する。

売上値引 = 1個あたりの値引額 × 値引対象数
売上返品 = 1個あたりの販売額 × 返品対象数

問題文には、@取得原価など、解答に不要なデータも紛れ込んでいるので、
ひっかからないように注意する。


①売上時

売掛金 660,000 / 売上 660,000

*この仕訳は、しなくてよい。理解のために示した。


②売上値引を承諾した時
(金額は、@1,200円×5ケース=6,000円と計算する)

売上 6,000 / 売掛金 6,000 

③売上げたものが返品されて来た時
(金額は、@12,000円×8ケース=96,000円)

売上 96,000 / 売掛金 96,000


上記の②と③を合わせたものが、解答である。

売上 102,000 / 売掛金 102,000 



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日商簿記3級 過去問(第114回) 第1問 小問2 [過去問]

<解答>

資本金 119,000 / 当座預金 245,000
保険料 126,000

<解説>

店主が、個人的な用事で、お店のお金を使った場合、
『資本金』または『引出金』勘定で処理する。
本問では、問題文を見ても、『引出金』勘定は見当たらないので、
『資本金』勘定で処理するのだなと、気づける。

それから、問題文で与えられたデータを、店主の個人的なものと、会社のものに分けると、
次のようである。

生命保険料   65,000円 → すべて店主の個人的なもの
火災保険料 180,000円 → このうち30%(54,000円)は、店主の個人的なもの
                   このうち70%(126,000円)は、会社のもの

よって、店主の個人的なもの 65,000+54,000=119,000円について、『資本金』(資本)を減少させる。
また、会社ための126,000円については、会社の費用として『保険料』(費用)で処理する。

資本金 119,000 / 当座預金 245,000
保険料 126,000


******************************************************

ちなみに、『引出金』勘定を用いた場合は、次のようになる。

引出金 119,000 / 当座預金 245,000
保険料 126,000

これは更に、決算時に次のような仕訳を行う。

資本金 119,000 / 引出金 119,000

よって、『資本金』と『引出金』のいずれの勘定を用いる方法でも、
最終的には、同じになるのが分かる。

******************************************************


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